・禁煙外来
- ※ 2022.6.13 ニコチネルの供給が再開しました。禁煙外来を再開します。
- 喫煙は、喫煙病(ニコチン依存症+喫煙関連疾患)という全身疾患です。
喫煙に関連する疾患には、歯周病、悪性腫瘍、慢性閉塞性肺疾患、狭心症、心筋梗塞、関節リウマチ、糖尿病など数多くの病気があります。
若くてたばこや電子タバコを吸い始めるときは、ご自分の生命力が強いため、これらの病気にかかることが想像できません。
- しかし、ご自分のすぐそばでこのような病気にかかって苦しんでいる人を見たり、お話を聞いたりする機会があると、あるいは、ご自身がこのような病気を発症すると、禁煙しようと思い立つようになります。
しかし、たばこや電子タバコをやめようと思っても、体がたばこを欲したり、習慣となってしまっているため、思うようにやめることができない方も少なくありません。
それでも、たばこをやめようと思う方は、以下の要件を満たす場合、12週間に限ります(ニコチンパッチは8週間)が、保険診療の範囲内で禁煙にトライすることができます。
禁煙治療を行うための保険診療の要件
1. ニコチン依存症TDSのテストで、5点以上
2. 35歳以上は、ブリンクマン指数(本数x喫煙年数)が200以上- 34歳以下は、この要件はありません
- 3. 直ちに禁煙することを希望し、禁煙治療を受けることを文書により同意された方
※ 2021.6.25 チャンピックスの供給が停止されました。当面処方できない状態となりました。
チャンピックスはニコチン受容体に対する部分作動薬(=ニコチンが受容体に作用して快感を与えるのを抑えるとともに、薬自体がわずかに刺激する)です。
ニコチン依存症の形成に寄与しているニコチン受容体に対して高い親和性を有し、 脳内に分布するこの受容体に作用します。
- 禁煙に伴う離脱症状やたばこを吸いたいという切望感を軽減すると同時に、本受容体へのニコチンの結合を阻害することによって、たばこを吸って得られる満足感を得にくくします。
- これまで何度も禁煙にチャレンジして失敗してこられた方も、「このお薬を使って楽に禁煙できた」といわれることが少なくありません。
☆ チャンピックスを服用している期間は、自動車運転をしてはいけません。
禁煙の指標として、呼気(吐く息)中の一酸化炭素濃度を毎回測定いたします。
なお、 12週を過ぎてのチャンピックス延長投与は自由診療となります。当院における禁煙成功率は、約7割です。
☆当クリニックの禁煙外来における診療スタンスは、基本的にコーチングに基づいております。- 禁煙がうまく進まなくても、叱ったり、どなったりすることは決してありませんので、どうぞご安心下さい。
チャンピックスという薬剤は、すぐれた治療薬です。「根性」や「気合い」は不要です。- 無理なく禁煙することができます。
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内装の美しい「さいたまメディカルタウン」内のクリニックで、禁煙が達成できると、達成感がより高まります。
ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)を使用した禁煙治療も行っています。 - 自動車の運転を中止することができない方は、ニコチンパッチの選択となります。
- ニコチンパッチの場合、治療期間は、8週間です。
- ☆ 禁煙をする上で、最も必要なのは、ご本人の禁煙しようという意思です。
☆ なお、他院も含め、禁煙外来を受診しても、禁煙が成功しなかった場合には、 その後1年以内は、保険診療で禁煙治療を受けることはできません。 - 保険診療のルールの一つです。