ベーチェット病 口内炎
すずひろクリニック
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ベーチェット病 ぶどう膜炎 口内炎
・
目次
ベーチェット病
ぶどう膜炎
口内炎
・
ベーチェット病
口内炎
(こうないえん)、
陰部の潰瘍
(かいよう)、
毛のう炎
、
結節性紅斑
(けっせつせいこうはん 押すと痛い赤い発疹、膝から下に生じやすい)、
ぶどう膜炎
、
発熱
、
関節痛
などが認められる病気です。
これらは、いくつかが組み合わせて出現することも、一つ一つバラバラに出現することもあります。
バラバラに出現した場合、ベーチェット病とは呼ばれないことが多くあります。
口腔内の
連鎖球菌
(れんさきゅうきん)が繁殖しやすい状態、すなわち、
喫煙している
こと、
親知らずが生えてきた
こと、
虫歯の治療中
、
歯並びが悪い
こと、
歯医者嫌い
、
入れ歯の手入れが悪い
こと、口が渇く副作用のあるお薬を服用していること、
シェーグレン症候群がある
こと、
慢性扁桃炎
などは、いずれも、この病気を誘発する危険因子となります。
歯並びの矯正も長期間に行うと、ワイヤに歯石がつきやすくなることがあります。
これも、ベーチェット病の発症リスクとなります。
ベーチェット病の諸症状は、いずれも、
突然起きる
ので、パニックになる方もいます。
HLA-B51
(約60%)、HLA-A26(約30%)(特定の白血球の型)といった特定の遺伝的要因をもっていることも発症に関連します。
ベーチェット病の方は、
理数系や技術系に秀でている
方が多いです。
組織に属していても、興味の中心は、あくまで学問の深化や技術の習得・更新のようです。
大きな組織の中で人の上に立つことが興味の中心の方は、あまりいない(=出世には淡泊)印象です。
必ず
禁煙すること
が必要です。
適切な歯科的治療
、
歯石除去
、
PMTC
といった定期的歯科ケアなどが必要となります。
Dr.ウ
オ
ーター(
電気分解法で作成した
高濃度次亜塩素酸水
HCLO 12.5 ppm OCl
-
487.5ppm
)
を用いたうがいも、連鎖球菌の除菌に効果的です。
入れ歯も、毎日洗浄して、清潔にしておく
ことが必要です。超音波洗浄器の使用が推奨されます。
これらの点は、なるべく毎日続けることが望まれます。
ベーチェット病は、Th1(ヘルパーT細胞1型)が活性化する疾患のため、アレルギー疾患(Th2優位の疾患)の有病率は少ないという研究報告があります。
白血球の活性化を抑えるコルヒチンなどの薬剤
や、
免疫を抑制する薬剤
も用いられます。
難治性の口内炎には、
オテズラ
も用いられます。
抜歯を行う場合には、予め
コルヒチン
を内服して白血球の活性化を予防するなど、万全な準備が必要です。
ぶどう膜炎が急激に発症した場合には、
レミケード
や
ヒュミラ
の投与が必要な場合もあります。
この場合は、対応可能な大病院の眼科に紹介させていただきます。
原因が不明の
手足の痛みやしびれ
があり、その部位が
あちこち移動しやすい
といった症状のある方も、このような治療によって軽快することがあります。
ベーチェット病の方の診療は、複雑であり、時間がかかるため、
平日にてお願い
しています。
(土曜日は、非常に混みますので、十分時間をお取りすることができません。)
・
ぶどう膜炎
ぶどう膜炎[目の虹彩、毛様体(もうようたい)、脈絡膜(みゃくらくまく)の炎症]が起きると、
突然、視力が低下する
ことを自覚します。
急に眼が見えにくくなるため、ご本人はかなりのショックを受けてしまいます。
視力の回復を図るために、診断や治療は、迅速に行っていく必要があります。
ぶどう膜炎の原因の約半数は
ベーチェット病
、
サルコイドーシス
、原田病です。
ベーチェット病は、口内炎、陰部潰瘍(いんぶかいよう)、結節性紅斑(けっせつせいこうはん)、毛のう炎などの症状を伴いますが、これらをあまり伴わない場合もあります。
すなわち、
ぶどう膜炎だけ
がある場合も少なくありません。
目の症状があるため、眼科を受診し、治療を受けられるのが一般的です。
特に高齢者に、目だけのサルコイドーシスが発症しやすいという報告があります(=肺のサルコイドーシスを伴わない)。
しかし、ベーチェット病やサルコイドーシスが根底にある場合には、眼科だけでは、治療がうまくいかないこともあります。
ベーチェット病の場合には、
禁煙
や
、
口腔内の観察
、
適時・適切な歯科医への紹介
が大切になります。
また、重症のときには、
免疫抑制薬
や
レミケード
、ヒュミラなどを使用する必要がでてきます。
このように、眼科の主治医に協力して、他科の医師とコーディネートしたり、内科的な薬剤を適時・適切に使用する役割を、内科医(リウマチ・膠原病医)は果たします。
ベーチェット病によるぶどう膜炎は、
抜歯した直後
や、
歯科治療中に発症する
ことが少なくありません。
また、
親知らず
が生える時期であったり、
虫歯を放置
していても発症することがあります。
歯の矯正
のため、
ワイヤ
を使用中に発症することもあります。
ワイヤは、歯垢が付着しやすいためです。
入れ歯
の手入れが悪い場合にも発症することがあります。
このため、
予め適切にコルヒチンなどの投薬を行って
、
活性化した白血球の働きを鎮静化
したあとに、慎重に歯科治療を行っていく必要があります。
サルコイドーシスの場合は、目以外に、肺、心臓、皮膚などさまざまな臓器に症状が現れることがあります。
適切な量のステロイドや免疫抑制薬を使う必要があります。
こういった点をよくわきまえている
内科系医師のサポート
があると、眼科の主治医の先生も安心して眼科的治療に専念することができます。
・
口内炎
口内炎(こうないえん)は、口腔内の粘膜や舌に起きる炎症のことです。
ジフテリアや淋菌などの
細菌感染
によるもの、ヘルペスウイルス、麻疹ウイルス、手足口病など
ウイルス感染
によるもの、
アフタ性口内炎
によるもの、などがあります。
口内炎の基礎疾患として、全身性エリテマトーデスやベーチェット病があることもあります。
頻度的に多いのは、アフタ性口内炎
です。
アフタ性口内炎は、
丸くて白っぽい
(=灰白色)
痛みを伴う病変
が、口腔粘膜に突然生じる病気です。
アフタ性口内炎を繰り返す方、口内炎が一度にたくさんできる方は、痛みや不快感があるため、
集中力がそがれたり、気持ちが暗くなったりします。
疲労
がたまっていたり、
ストレス
があったりすると口内炎ができやすくなります。
親知らず
が生えてきた
こと、
虫歯
の治療中
、
歯並びが悪い
こと、
歯医者嫌い
、
入れ歯の手入れが悪い
こと、口が渇く副作用のあるお薬を服用していること、
シェーグレン症候群
(=口が乾く病気)
があること
、などは、いずれも、この病気を誘発する危険因子となります。
これらは、いずれも、口腔内の
連鎖球菌(れんさきゅうきん)が繁殖しやすい状態
になることに関連しています。
唾液には、抗菌成分がたくさん含まれており、唾液量の低下は、連鎖球菌の繁殖につながります。
粘膜を噛んだり傷つけたりすること、すなわち、物理的な刺激が粘膜に加わっても口内炎は、
できやすくなります。
なお、もともと口内炎でできやすい素因を持っている方が、禁煙すると、口内炎は出現しやすくなります。
薬剤としては、
デキサメサゾン軟こう
などのステロイドの軟こう パッチ剤 粉剤(サルコート)、
ビタミンB
2
などが用いられることが多いのですが、
治ってもすぐにできてしまう
という状態は変わりません。粉剤(サルコート)は、のどの奥など、軟膏が塗りにくい部位にできた口内炎に有効です。
歯科に行って、レーザー照射してもらう方法もありますが、口内炎のできやすさそのものに対する治療とはなりません。
口内炎が繰り返しできたり、多発する場合には、
適切な歯科的治療、歯石除去、PMTC
、
音波歯ブラシ
、
デンタルフロス
、
歯間ブラシの使用
といった
歯科的ケア
などが必要となります。
電気分解法で作成した
高濃度次亜塩素酸水
(当院の販売名 「
Dr.ウ
オ
ーター
」)を用いたうがいにより、
口腔内を効果的に殺菌することができます。
汚れがひどかったり細菌数が多いと、生じるクロラミンの量が多くなるため、うがいするととてもまずい味になります。
Dr.ウ
オ
ーター
を用いたうがいを行う前には、まず、歯磨きして、汚れをできるだけ減らしておくことが
望まれます。
毎日続けていると、口腔内の汚れがとれ、細菌数も少なくなって、ひどい味もしなくなっていきます。
白血球の活性化を抑える薬剤
も大変有効です。アフタ性口内炎は、
連鎖球菌に対して免疫系が過剰に反応
し、結果として
白血球の過剰な活性化
が生じた結果、生じます。
このため、
連鎖球菌の数を減らす
こと、
減らした状態を維持
すること、
白血球の過剰な活性化を抑える
ことは、いずれも、口内炎を生じにくくすることにつながります。
亜鉛欠乏
があると、口内炎は、治りにくくなります。血清亜鉛濃度の測定や、適切な亜鉛補給が大切です。
当院では、歯科治療が必要な場合には、
適時・適切に歯科に紹介
しています。
また、生活指導を行うとともに、外用薬や内服薬を適切に使用することにより、口内炎を治療いたします
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