巻き爪(弯曲爪) 陥入爪 爪白癬 スキンタグ・軟性線維腫
・目次
巻き爪 陥入爪 | |
爪白癬 | |
スキンタグ・軟性線維腫 |
・巻き爪 陥入爪巻き爪(=弯曲爪)は、爪のサイドが、巻いている爪のことです。 陥入爪は、爪の角が、とげのようになって皮膚に刺さっている状態を指します。 いずれも、足の親指に起こりやすい爪の異常です。先のとがった細い靴を履いたり、深爪をしてしまうとこのような状態に陥りやすくなります。 しばしば化膿し、痛みで歩くことも困難になります。 化膿しているときは、まず、抗生物質の軟こうや飲み薬を使用します。 ときに点滴注射で細菌感染を治療する必要があります。 巻き爪については、巻いて足の肉に食い込んでいる部分だけを上手に切る切り方と縦切り用の爪切りの使い方を、実際に行って直接ご説明します。 ご自分で上手にカットできるようになります。 また、購入をお勧めする器具(2種類)もご紹介しています。診察のときにご説明します。 現在は、この方法を、最もお勧めしています。 巻き爪や陥入爪がある場合、爪白癬を合併していることが少なくありません。 この場合には、その治療も合わせて実施します。 巻き爪や陥入爪に伴って発生する爪周囲炎や不良肉芽も治療します。 不良肉芽を退縮させるため、クエン酸を使用することもあります。 家庭における自己治療の方法を、院内にてご説明します。 巻き爪や陥入爪対策には、(5本指)軍足、幅広の靴、ひろのば体操、もおすすめしています。 |
・爪白癬爪白癬は、爪に水虫の菌(白癬菌)がはいった状態です。巻き爪や陥入爪にもしばしば合併します。 まず、厚く白くなった爪の一部を切り取って、顕微鏡検査と培養検査を行います。 爪白癬であることが確認できたら、爪白癬用の抗真菌薬クレナフィン、ルコナックなどを使用します。 爪の表面を削って抗真菌薬を爪にしみこませる方法も行います。 綿の靴下の使用や、靴を乾燥させることをお勧めしています。 ときに、爪白癬用の内服薬を使用します。 ・スキンタグ・軟性線維腫
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